ついに始まる深夜特急シベリア鉄道9,258Kmの旅

シベリア鉄道

皆さんおはようございます。約1週間にわたるシベリア鉄道による大陸横断が終わったのでここにその軌跡を書き記そうかと思います。まず簡単な説明ですが

シベリア鉄道とは

ウラジオストク‐モスクワを結ぶ長距離寝台列車。途中はハバロフスクやイルクーツクにも停車する。

なんで乗ろうと思ったのか

沢木耕太郎の深夜特急に強く影響を受けた事と親父がやったことのない経験をしたかったから。

まず1週間の感想から書きますがはっきり言ってきつかったです。1人で乗っていたらあまりのやること無さにゲッソリしていたかもしれません。こればっかりは友達に感謝だね。

ウラジオストク‐モスクワを一気に横断する人は少ないと思いますが主観交じりの気を付けるポイントをざっと書いておきます。

自らの衛生面

語彙力が無くてすいません。ようは洗髪とかです。シベリア鉄道は新しい車両には有料のシャワーが付いているものがあるらしいですが、一番安い値段で乗れるような車両にはついていません。よって約1週間風呂に入れません。僕は気にしなかったのでトイレの洗面台や途中停車駅のトイレで洗ったりしてましたがこの辺は抵抗ある人には最も厳しいと思います。

・車両の衛生面

ここも意見が分かれるポイントだと思います。1日に2回は車掌さんが掃除をしていますが不特定多数が利用するトイレはシンプルに汚いです。初見でトイレに入ったとき、僕は馬小屋かなにかと勘違いしました。カンボジアのアンコールワットの有料トイレとタメはれます。

・車両内の治安

閑散期のロシアではバックパッカーを1度も見かけませんでした。乗るのはほとんど現地のロシア人のみ。なので治安もあまりよくなく酔っ払いから盗人まで幅広く存在します。おそロシア

これが僕の最初の旅であれば間違いなく精神がやられていました。なのでよっぽど乗りたい理由がない人は飛行機乗ったほうがいいです。それでは本題にいきましょう。

1日目 憧れの列車へ

僕らは乗車日を勘違いしていた所から話は始まります。乗車日は20日の0時だったのですが19日夜、僕らは夕食をとりながらいよいよ明日だな~なんて呑気に会話をしていました。勘違いしていたのですが20日0時っていわゆる19日の深夜なんですよね。説明が難しいんですがシンプルに出発日に宿に一泊かまそうとしてたってことです。あやうく旅が終わるところでした。

驚愕の事実に気づいた僕たちは急いで宿に戻り荷物をパッキング。幸いにも始発駅であるウラジオストク駅は宿から徒歩圏内だったため時間には余裕がありました。最期のシャワーを浴び23時にはチェックアウト完了。冷風が吹き荒れる中、駅に向かうのでした。

最期宿でパシャリ(隣の姉ちゃん嫌そうwww)

かなり時間に余裕を持ったので30分前には駅構内にて待機。ロシアの全駅には空港の荷物チェックのようなものがあり、入る場合のみこれを受けなければいけないので早く来て正解でした。

実際ホームには15分前に入ることができた。初めての寝台列車にワクワクが収まるはずもなくとにかく写真も撮る。

こんな感じでのんびりしながら自分たちの車両を探していたが実際に乗車できるまで10分以上かかった。(ホーム暗いし誰も英語話さないから手あたり次第に聞いて回った)

バタバタしながらもなんとか乗車した僕ら。気になる3等車の中はこんな感じ。

ベッドを作り、荷物を広げ終わると時刻は既に1時過ぎ。興奮を抑えられぬまま僕らは眠りについた。

そして時刻は朝の10時。深夜に乗ったから日はまたいでないんか~なんて思いながら車内散策。まず先に確認したのはトイレ。どうやら各車両に2つあった。

用を足すために中に入って驚愕。上に記載した通り馬小屋みたいな匂いがする、、

席に戻り車窓から見える景色を楽しむ。最初は世界の車窓のBGMを脳内に流し楽しんでいたが同じ景色が20分も続けばそりゃあ飽きる飽きる。。。

スマホの電波を確認すると既に圏外、周りは雪と山しかないしそりゃあこんな所に電波なんて通ってないよなあなんて思ったりも。

何もすることがなくなったので友達が持っているトランプで賭けポーカー(10ルーブル単位)が幕を開ける。明らかに初日の動きではないんだけど本当にすることがない。閑散期なので乗車客はロシア人ばかりで英語も通じない。よく考えるとシベリア鉄道最大の敵は”退屈” 旅のワクワクもこれには勝てませんでした。。

唯一の救いは数時間に1回長めの停車があり、その際は外でたばこを吸えたことです。どうです?底辺感がプンプンするでしょう?

ハバロフスク駅にて味噌汁を飲む

初日はこんな感じで終わりました。本当です。これから面白くなってくるので乞うご期待です。僕も頑張って書いていきます。

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