ロシアの星を眺めた夜、そして謎の値段設定のピロシキ

シベリア鉄道

2日目 退屈のその先へ

前日の消灯が早かったためすぐに寝た僕たち。5時には目が覚める。電車は走り続けているが景色は変わらないので自分がいまどこにいるかもよくわかっていない。することがないと2度寝しちゃうよね。次起きたのは10時でした。気温も気になり確認すると-30℃。僕は生まれて初めてこんな気温をみたので最初iPhoneが寒さで壊れたのかと思いました。

この時点では鉄道のタイムテーブルを知らなかったので次のたばこはいつだ。。?とソワソワしていると隣にいたロシア人のアニキが “14時が次の長い停車だよ”とGoogle翻訳で教えてくれた。とりあえず日本から持参したインスタント味噌汁を飲み前日の日誌をつけるが1時間ほどで終了、またも訪れる退屈な時間。

始まったのはやっぱりポーカーでした

退屈を持て余した僕らは独自のルールなんかも加えながらこの後ギャンブルの闇に沈んでいきます。ちなみにテーブルに映るウォッカは友達(ここから三岩)がハバロフスク駅に停車した際に買ったのですが残念ながら列車内は禁酒のためしまうことを余儀なくされました。

そんなことをしていると時刻は14時、待ちに待った停車の時間がやってきました。ホームに降りたばこを吸っていると至る所で現地の方が食料を販売しています。ちょうどお昼時だったのとピロシキが食べたかった僕はおばちゃんからピロシキを3個購入。値段が書いていなかったので取り合えず500ルーブルを渡します。すると250ルーブルが返ってきます。

、、

んご?

ここにきておばちゃんの謎の計算です。このピロシキは大きさによって値段が違ったのでしょうか?聞きたいこと、考えることは沢山ありましたが列車が発車するため戻ることを余儀なくされました。

車内に戻りのんびりしていると急に僕たちはガチャのハズレを引きます。

ベロベロに酔っ払ったロシア人が僕らの席に

フラフラと歩き呂律は回らずとにかく酒臭い。おまけに片目はうちは一族の写輪眼を彷彿させるかのように充血しております。正直外人の酔っ払いは怖いです。ただでさえガタイのいい外人が酒の影響で暴力的になったらそりゃあ誰にも止められません。できるだけ刺激をしないように水を渡し席に戻るように促しました。

ちな三岩は隣に座られ顔面に肘くらってた

まあ案の定警察が車両に入ってきてそいつは2駅先で下車させられてました。

こんなことをしているうちに外は真っ暗に。三岩が流れ星が見えた!と言ってきたのでその流れで夜更かしをして深夜の星を眺めることに。深夜12時に長い停車があったのでフル装備に着替えいざ外へ!

外はもうキンキンに冷えてました。。出てすぐに露出部分に痛みが走りたばこを持つのが精一杯、ネックウォーマーもこの寒さには歯が立ちませんでした。泣

ただ星は本当に綺麗に見えた!空気も乾燥しているので夜空には星が。

ふと、昔家族で群馬で見た星空を思い出し泣きそうになりました。

星を堪能し、こんな感じで夜を楽しんでいましたが気温は変わらず-30℃。息をするだけで肺にも痛みが走り鼻毛は凍ってました。たまらず車両へ退散!シベリアの星空を堪能した夜でした。

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