5日目 阿鼻叫喚 糞尿の嵐
朝の9時。またも隣人が僕らも起こしてくれる。多分この隣人は僕らのこと大好きなんだろうな(笑)彼が起こしてくれたということは長めの停車駅。すかさずたばこを吸いに行く。
この日の気温は-1度。ここにきてついに体がシベリアに適応した模様、外に出ても全く寒くない!そりゃあ-30度経験したら体も慣れるよなとしみじみ。
*ちなみにこの日に気づいたんだけど親父は気温30度のカンボジアに行っており太陽の下キンキンに冷えたビールを飲んでいた。それもたっぷりの皮肉が混じった投稿を添えて。やり返されたよ

一服も終わると車内は新しい客で溢れていた。僕たちのベッドの上にも人が来ており混みあってきたなあなんて思っていると隣の席にそいつはいた。

W・A・N・K・O ☆彡
お前も乗ってるんかいなんてツッコミを思うと同時に嫌な予感が走る。この子犬の姿勢なんか既視感があるぞ?と。次の瞬間目の前に広がるは子犬の尿。こいつ開幕と同時におしっこしやがった。飼い主も怒ることなく尿を拭いている。日本ではありえないな~なんて考えながら隣人ガチャハズレ引いてしまった、なんて思っていたら今度は💩をし始める子犬(以下ウン子犬)
ウン子犬が粗相をしても誰も怒らないからロシア人は💩に寛容なのかあ?
ウン子犬はさておき、この日僕らには大きなイベントがあった。
そう、食堂車である
食堂車を利用することは初日くらいから考えておりその為のリサーチも済ませてある。隣人に荷物を見ておいてくれと頼み食堂車へ向かう。
この列車の食堂車は空いており利用客もチラホラ。お目当てはロシア風餃子だったので写真を見せながら注文。2人で1つの料理をシェアするのは悪い気がしたのでポテトも注文。ドリンクは何にする?と聞かれたのでラインナップを覗くとそこにはキンキンに冷えたビールがいた。

お値段300ルーブル(約600円)ちなモスクワのスーパーで80円で売ってた^^;

ロシア風餃子400ルーブル(約800円)横浜中華街の見た目から味は横浜中華街だった^^;
シベリア鉄道最高の贅沢を楽しんだ僕らはウン子犬の待つ車両に戻るのでした。
ちなみにこの後お昼寝をしたんだけど寝ているうちに時差が変わっていたみたい。この日だけで2回時差が変わったから1日が26時間になった貴重な日でした。以上5日目からでした。

ウン子犬の飼い主とも写真撮ったよ!
6日目 記録なし。マジで空白の1日
朝5時に起床。お世話になった隣人を見送りそのまま二度寝。残念ながらこの日は手記を書いておらず写真もほとんどありません。決してサボったわけではなく三岩とシベリア鉄道の総集編してタバコ吸って寝た日です。
ちなみにこの日、僕らの斜め向かいの席にガチャ大当たりのロシア人眼鏡っこが乗車してました。このお姉ちゃんは趣味で日本語を独学で勉強しているらしく夜に話しかけてくれました。可愛かったですがスマホの画面は彼氏とのツーショット写真。なんだか残念な気分でした。3人で話しているうちに僕らと同じ区画にいたロシア人の若者4人組とも意気投合。トランプでみんなで一緒に遊びました。最初はロシアのDQNかよ、、なんて思っていましたが実はとてもいい奴らで明日写真撮ろうぜ!と約束したのち、僕らは眠りにつきました。
最終日 人として大事なものを失った日
朝8時に起床。モスクワには11時に到着予定だったのでパッキングしながら1週間を振り返る。本当に長い1週間だったし忘れられないと思いました。

写真撮っていたらあっという間にモスクワ駅到着。
駅のホームでもみんなでパシャリ

最期に本当に楽しい交流ができました。最初に見かけで判断してしまったことも反省しています。

車掌さんとの感動の1枚
この車掌さん、最初は気難しい感じで僕らを見たとき”日本人ねはいはい”みたいな感じだったのですが1週間も同じ空間にいて長い停車の度に降りるもんだからしまいには仲良くなりました。なにかお土産買っていきなさいよと言われたときはやばいと思いましたが快適な鉄道生活を提供してくれた彼女には感謝しかありません。

1週間履いたパンツと写真を撮る三岩。この後モスクワの中央駅に捨ててました
シベリア鉄道まとめ
正直乗っている途中は不満もありましたが、乗り終わった今では全部楽しかったでまとめられるものです。ただやっぱり大変です。洗髪もありますがセキュリティ面も僕の乗った3等車はがばがばなので誰でも盗もうと思えば盗める状態です。また乗ってくる人たちも全員が親切であったわけではないので一概には言えません。
ただ機会があるのであれば乗るべきです。この気持ちは乗った人間にしかわかりません。もし乗るのであればボードゲームと漫画と映画がたくさん入ったiPadを持って行ったほうが充実すると思います。間違いないです。
以上、シベリア鉄道日記でした。時間あれば必須持ち物編も書こうと思います。
それではチャオチャオ
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